あちょのハンドメイド日和

染織や刺し子等のハンドメイド品を紹介

【染色】柿渋染めでハンカチを染めるやり方

染の王道の1つ、柿渋染めに挑戦してみました。

柿から作られる染料ですが、防水・防腐・耐久性に優れたり薬になったりと色々と使われているみたいです。

 

柿渋の染料を使用すると茶色を作れます。

 

今回は柿渋の媒染を変えたり、他の染料と混ぜ合わせることで作り出せる色を調べてみました。

 

用意する植物染料 

柿渋の液

染料はホームセンターでも売っていたので、そこで購入しました。

簡単に手に入ります。

 

染める工程

染液を作る

 

最初に柿渋の原液を入れます。

ドロドロしています。

続いて水で薄めます。

このタイミングで濃度を調整しますが、繰り返し染めることで濃くなります。

 

濃度もありますが、日光に当てるとで濃くなります。

 

媒染液を使う

 

媒染を使用すると液の色が変化します。

アルミ・銅・鉄の3種類で試します。

柿渋単体でも染まりますが、媒染剤を入れるだけで結構変わります。

ハンカチを染める

ハンカチを染料に浸けます。

手の汚れが気になる人はゴム手袋でもしましょう。

柿渋が染み込みました。

重ね染めを繰り返すと濃くなります。

下の画像は3回目です。

乾かした状態です。

太陽光の紫外線や湿度、温度などで色合いが変化します。

ゴワゴワして固くなっています。

別の染料と重ねて染める

インド茜

赤色のインド茜と混ぜます。

しっかりと染み込みました。

乾いた状態です。

インド茜と柿渋を合わせると珊瑚のような色になりました。

 

複数を合わせると面白い色が出来ますね。

えんじゅと藍

まずは黄色のえんじゅで染めます。

からし色になりました。

柿渋と混ぜると渋い感じになります。

続いて藍を入れます。

藍は酸化還元で色が変化するので、乾かして完成です。

乾燥させると綺麗な若草色になりました。

 

柿渋単体で染めるとゴワゴワしますが、混ぜ合わせた影響か柔らかい手触りに変化

していました。

 

まとめ

柿渋染めは媒染剤を使うことで色が変化しますが、他の染料に合わせることで渋みを出すことが分かりました。

 

・柿渋は太陽光で濃くなるので晴れの日にやりましょう。

・防腐効果や強度を上げる効果がある。

・染めた直後は硬くなります。

 

火も使わないし、環境にも良いので最初に草木染に挑戦するには手ごろな感じがします。

 

今後も柿渋を使って他の色作りにもチャレンジしてみる予定です。