あちょのハンドメイド日和

染織や刺し子等のハンドメイド品を紹介

【植物染料】桜の木で染めるやり方

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桜の木の枝で草木染をしてみました。

 

桜の木の枝で染めると色は黄色やピンク色を作れるのですが、

 

今回は黄色となっています。

どちらかというと綺麗なクリーム色です。

 

今回はピンク色を期待した人には申し訳ない結果となっています。

 

用意する植物染料 

桜の枝を購入

以前、近所で落ちている枝で染めましたが、染まりが薄かったです。

花見に合わせて桜が満開の時に拾いましたが、どうやらタイミングは良くなかったみたいです。

 

調べてみると、桜が咲く前くらいがベストだとか

 

今回はネット上で販売している人から買いました。

なんでも変える時代ですね。

 

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枝の確認

このままだと染料を取り出すのが難しいので枝を折ります。

裁断道具があれば細かく切断したいですが、これでも充分に液を取り出せます。

 

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染料作り

準備したものを鍋で煮込みます。

もう少し細かく折れば良かったです。

 

煮込むと柔らかくなるので下に押し込めます。

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煮込み完了です。

2日に分けて、30分ずつ煮込みました。

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枝を取り除きピノゲンを入れたら色が変化

 

あれ入れたのは失敗か?

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布で不純物を除いたら美味しそうな感じに・・・

食べれないですよ

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これにハンカチを入れてみます。

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乾かすと下記の感じになります。

クリーム色で落ち着いた感じに染まりました。

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媒染の違い

媒染処理で違いを確認してみました。

アルミと銅と鉄の3種類で実験。

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結果です。

 

今回は黄色が基本となっています。

桜は枝の状態で黄色やピンク色になるらしいです。

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ピンクにするにはアルカリ成分に浸けると変化するという情報がありました。

さっそく実験

 

両方アルミ媒染ですが、片方は更に重曹に入れてみました。

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色が濃くなりましたが、ピンクではなくより黄色寄りになってしまいました。

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まとめ

桜の枝でピンク色を作る場合は、枝の中が緑色の状態がいいらしいです。

 

また、桜の種類でも違うので桜の種類も調べておいたほうがいいでしょう。

 

今回はクリーム色となりましたが、落ち着いた感じのいい色でした。

 

【反省点】

・煮込むときに「重曹」を入れるべきだった

 

・煮ては冷ますを繰り返し、数日間煮ます必要があるらしい。

 

・抽出液は2週間寝かすと、桜ピンク色になるらしい。

 

と勉強が足りなかったと反省しています。

 

来年もチャレンジしてみます。