サトウキビの葉の染め方を紹介
草木染のさとうきび染めを紹介します。
沖縄ではウージ染めと呼ばれた染め方とは知っていましたが、葉っぱがどこにも売っていないため入手方法には困りました。
結論ですが個人に依頼するのが早かったです。
ネットで調べるとサトウキビ関係を販売している方々がいるので、問い合わせメールで教えてもらいました。
「動物のエサにするんですか」と質問されましたが、個人で染める人はなかなかいないですよね・・・
ちなみにメルカリで購入しました。
細かい注文に対応して頂き本当にありがとうございます。
ウージ染はサトウキビの葉から染めますが、使える時期が決まっています。
【時期】5月~6月
【条件】根本に近い葉の方が緑色に染まります。
以前12月頃に挑戦しましたが、全然色が出なくて失敗しました。
用意する道具
用意する道具です
・さとうきびの葉
・ネット
・鍋
・銅媒染
・染める物(今回は糸を使用)
手順
購入したサトウキビの葉です。
綺麗な状態で送って頂きました。
これをそのまま煮込むと液の抽出に時間がかかるため、細かくします。
ハサミだけでも大丈夫です。
私は更に時間短縮をしたいので、ミキサーで細かくしました。
染色専用のミキサーにしています。
このぐらい細かくしました。
餃子を作っている気分になりました。
これを用意したネットに入れます。
細かいので目が細かいネットを用意するといいです。
写真のネットのほかにもう1つ使い、二重にしています。
三つほど作成しました。
これを煮込みます。
銅媒染の液を加えた鍋で煮込みます。
銅媒染の濃度が濃いと緑色寄りになります。
60分ほど弱火で煮込んだ状態です。
良い感じに緑色が抽出出来ています。
火を止めて染める物を入れます。
今回は糸を入れて60分ほど放置しました。
なかなかいい緑色となりました。
こちらが洗った状態です。
色が落ちてしまいましたが、直接緑色になるのはいいですね。
繰り返すと更に濃くなります。
この状態で絞ると何故か黄色くなります。
一応緑色に見えなくもない状態です。
次の写真は銅媒染の濃度を少し上げて、絞らない状態で乾かします。
そして洗うと綺麗な緑色になりました。
やっとウージ色が出せました。
長い道のりでした(´;ω;`)ウゥゥ
こちらはさらしを染めたものです。
3回ほど繰り返しましたが、綺麗なエメラルドグリーン色に染まりました。
桜の枝と同じで限られた時期にしか染められませんが、定期的に染めてみたいと思います。
落ち着いた感じの緑色に癒されますね。
こちらの商品はメルカリで販売させて頂いております。
自分で挑戦したい方はこちらの銅媒染液を使用してください。