植物染料で糸を染める
草木染を中心に糸を染めを紹介しています。
パウチで色作りの実験をしていますが、糸で染めるとまた違った模様が生まれます。
植物染料独自の模様を伝えたいのと、染めにおいての技法を紹介します。
どんな色があるかはこちらを参考に
使用する技法
糸の染め方は、何種類かあります。
・単純に均一で染める。
たまにひっくり返したり、ほぐすと均一に染まります。
・まだら模様で染める。
⇒単色のまだら
白い部分を残す場合は、束ねたり縛ったりすることで作れます。
⇒復色のまだら
おぼんの上に少しずつ液を染み込ませると、まだら模様が完成します。
液の色を変えて混色を作り出しています。
技法といってもこれくらいですが、色を組み合わせることで無数の模様が作り出せます。
単色系
アリザリンレッドの銅媒染(オレンジ)と鉄媒染(紫)でそれぞれ染めています。
アリザリンレッド(鉄媒染)とログウッド(鉄媒染)
単色をイメージして染めていますが、多少まだら模様になるのが植物染料の特徴
左は混合(青系の植物染料)
赤は混合(赤系の植物染料)
黄は混合(黄色系の植物染料)
パッチ作りの際に作成した液を全部混ぜたときのもの
紫根
染めるたびに液が薄くなるため、繰り返すと色が変化します。
左の2つは紫根 カリヤス(鉄媒染)
紫根は最初は紫色ですが、繰り返すとピンク色になります。
左からコチニール ルイボスティー(アルミ) ルイボスティー(鉄媒染)
ログウッドとインド茜(アルミ媒染)左、ログウッドとえんじゅ(鉄媒染)右
紫根以外でも紫色が作れるようになりました。
ログウッドと茜(鉄媒染) えんじゅ(銅媒染)
まだら系
柿渋とえんじゅ(左) 藍染とログウッド(右)
サイトの前半で紹介していますが、まだら模様が作れます。
藍染めで染めたもの
紫根で染めたもの
アボガドの皮で染めたもの
左 たけのことアリザリン(アルミ媒染) たけのことアリザリン(鉄媒染)
混合系
ログウッドとインド茜(鉄媒染)
藍染めをまだら染めしたものです。
ログウッドとえんじゅ(左) ログウッドとアリザリン(右)
コーヒーとラズベリーリーフ(鉄媒染)左 コーヒー(アルミ媒染)右
コチニールと藍(左) えんじゅ染めをした糸を藍染(右)
左から
藍とえんじゅ(アルミ媒染)
藍とログウッドとインド茜(アルミ媒染)
ログウッドとインド茜とえんじゅ(鉄媒染)
ログウッド・かりやす・えんじゅ・いんど茜(鉄媒染)で混ぜたもの
複合すると何色が混じっているか分からないですね。(;^_^A
まとめ
私が使用している技法と植物染料で染めた模様となります。
科学染料を使用しないでもこれだけの色と模様が作ることができました。
【模様の作り方】
・束ねた状態で動かさないで液につける、もしくはおぼんで少量ずつ染めるとまだら模様が作れます。
・単色はよく混ぜるだけです。
以上ですが、こちらの糸はハンドメイド品でも販売しております。
よければ見に来てください。