コチニールで染めてみる
コチニールという塗料が鮮やかな赤系の色が出せると知り挑戦しました。
綺麗なピンク色に惹かれた私です。
調べるとすぐに分かりますが、コチニール虫から液を抽出します。
見た目はダンゴ虫みたいな感じで、乾燥状態なので問題なさそうです。
液を抽出されたものもあるので、そちらを購入することも可能です。
【メモ】
コチニールはサボテンにつく介殻虫で、動物性の染料で赤色が染まります。
みょうばん媒染で赤紫色が染まります。
食酸の量により染め色が変わります。
食酸が多いと赤みが増し、加えないと紫がかった赤色になります。
用意した道具
・コチニール
液状タイプです。
虫の場合は煮出す必要があります。
焼きみょうばん
・クエン酸もしくは食酢
記事で紹介していますが、食酢がいいらしいです。
私はクエン酸で代用したところ、ピンク色になりました。
染める手順
虫の状態から液を取り出す場合は、湯1ℓに対し食酢5~20ccを加えて15分ほど煮込みます。
みょうばん媒染は1ℓに対して10~20cc加えます。
豆乳下地をしないでも綺麗に染まりました。
染める液量ですが、生地の重さの3~10%を目安にして下さい。
焼きみょうばんとコチニール・クエン酸を鍋に入れました。
この後お湯を追加しています。
完成した液に糸を入れてみました。
20分ほどつけて乾燥させました。
こちらはコチニールの液量を減らして染めた糸です。
液量で濃さが変わりますね。
雪花技法で染める(コチニール)
雪花技法も試してみました。
みるみる液を吸収して全体が染まり、模様が出来ないと感じて焦りました。
模様がまったくないです。(;^_^A
洗うと模様が出てきましたが、絞り技法には向いてなさそうですね。
こちらが完全に乾いた状態です。
ピンク色でとても綺麗ですが、模様が分かりにくいかな
まとめ
コチニールは絞り技法には向いていませんが、単色で糸や布を染めるのは簡単でした。
ただし、染料が高価なのでハンドメイドをするにはお財布に痛いかもしれません。
メルカリでも販売しております。
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