雪花絞り技法(その1)
染織方法の雪花染めは綺麗という理由から
是非習得したくなりました。(単純です)
初回からでも上手に出来るようにポイントを書いています。
これから始める人は、習得までの近道が出来るようにしてます。
用意するもの
こちらに記載しています。
下地とばいせん
こちらも上のリンクに理由が書いてあります。
省略をすると色が色が若干変化します。
藍染の場合は下地なしでも充分綺麗に染まる為、とことん濃い染織をしたい人以外は
無理にしなくて問題ないです。
アイロンがけ
まず「しわ」を取りましょう。
「しわ」が染織で良い味になると思ったんですが、折りたたむときにズレが生じるためアイロン必須でした。
今は裁縫コテのアイロンを使用しています。
手軽に折り目も更に綺麗になりました。
早く買っとけば良かったよ。( ノД`)シクシク…
続いて雪花染めに必須アイテムの三角板を使います。
作り方はこちらを参考に
作成したサイズに合わせて布を折ります。
必ずアイロンで綺麗に折りながら畳みましょう。
アイロンを省略した部分のにじみが大きくて失敗したと感じました。
にじみを大きくしたい場合はありです。
三角形を合わせます。
三角形に合わせて折る
裏返して折る
その都度アイロンをすると綺麗になる
三角形の角は定規を使用すると、角が綺麗になります。
裁縫用アイロンがあれば不要です。
交互に繰り返して折ると三角形が完成
輪ゴムで固定
木の間に挟み込みます。
ここのポイント。
・強く挟むと染み込みが弱くなります。
にじみが美しさのポイントなので、最悪線だけになってしまう。
・木からはみ出すと、その部分はしっかりと染まってしまう。
線の太さを均一にしたい場合、失敗すること
液に浸す
作成した液に浸けますが、ぬるま湯のほうが綺麗に溶けます。
冬場の冷たい水で薬剤を溶かそうとしたら、模様が乱れました。
夏場であれば気にしないで大丈夫です。
冬場は給湯器で40度くらいのお湯を使う方がいいですね。
電子レンジで無理やり温めたら何故か酸性よりになってしまい。染まりが悪くなりました。
染め方のポイント
浸した部分から内側に染み込みます。
時間経過とともに液に浸した部分以外も染まります。
この浸食状況は絞りの強弱で変わります。
更に浸食時間も影響
こちらの赤い絵柄が染め時間60分の模様
注記:イメージのため実際とは異なります。
・浸している部分は濃く染まります。
・染み込んだ部分も染まるが、段々と薄くなる。
・輪ゴムの強さ、液の配合で浸透率が変化する
【配色位置】
実際に染み込ませる部分
全部頭に入れる必要はないですが、角と辺によって模様が構成されるのが分かります。
放置する
液に浸けると徐々に浸食される。
浸食の度合いが柄になるんですが、このバランスが難しい。
折り目が悪かったため、その分絵柄のバランスが崩れました。
(写真)3分の1を浸けて、3分の1を浸食させた状態
10分前後放置
・放置により染料を更に染み込ませます。
・放置するときの方向によって、残った液が重力によって浸食されます。
・浸食を利用で更に模様を作ることも可能
【放置パターン】
放置するときに重力の方向に浸食がすすみます。
三角の頂点に浸ける場合は、浸食を広げたく場合は下の状態を維持すると
浸食が抑えられます。
浸ける ⇒ 放置
この道具があると放置が楽になります。
三角形を逆にしてもバランスがとれる
放置するときに、逆にすることにより浸食させることも可能。
このタイミングで万力で絞ると更に工夫ができます。
薬品と浸ける条件が同じなのに、絵柄が変わります。
万力で絞る
・放置後に木を万力の力で更に絞ります。
このとき染料が染み出しますが、方向を変える工夫により模様に変化を作ることが可能
試しに逆さにして、絞った画像
これで白い部分も薄く染まります。
・一度絞れば万力は外して問題ありません。
水洗い
・水の中にいれた状態で、輪ゴムを外します。
空気に触れると更に青くなる瞬間が楽しいですね。
色止め液の中に浸ける
色落ち防止ため忘れずに浸けておきましょう。
忘れてしまうと、洗濯時に色が抜けてしまいます。
私は藍染専用の色止め剤を使用しています。
乾かす
洗ったあとは乾かすだけです
藍染と柿渋は日干しですが、エコ染料は日陰干しとなるので注意
日の当たりで発色が変化するため、
晴 :藍染、柿渋
くもり・雨:エコ染料
と使い分けも大切
技法のまとめ
今回は数パターン実践しましたがこれらを意識すると
様々な絵柄が作れると思います
・染織剤の配合
・浸ける時間
・絞るタイミング
・放置の方法
・洗い方
参考に他の藍染の模様を載せておきます。
最初に実践してから3か月ほど経験を積んでおります。
すぐに試してみたい人はこちらのキットで簡単に実践できます。
あなただけのデザインを作ると面白いですよ。